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月経困難症や過多月経(月経の経血量が多い)の新しい治療

H26年11月から、月経痛や過多月経の改善のため、レボノルゲストレル(黄体ホルモン)放出子宮内システム(製品名;、ミレーナ 以下、LND-IUS)が保険適応となり、治療に使えるようになりました。それ以前、LND-IUSは避妊目的のためのみに使用されておりました。
ではLND-IUSの効果は、1)子宮内膜の増殖抑制による月経血の減少効果、2)月経困難症の改善効果、3)子宮内膜保護効果、4)子宮内膜症や子宮腺筋症の発症・再発抑制効果、5)子宮筋腫の増大抑制効果、6)子宮体がん(子宮内膜癌)の予防効果 などが報告されています。LND-IUSは1回の装着で、5年の間その効果が発揮されるため、ほかの薬物(OCなど)や外科手術(子宮内膜アブレーションも含む)などと比較しても費用対効果の極めて高い治療手段と考えます。
多くの臨床試験で、月経血の減少率は、LND-IUS装着12ヵ月後に90%以上でに認められ、ほかの治療法と比較しても最も高い結果でした。それは、子宮筋腫や子宮腺筋症の人にも同様な結果を認めました。さらに、LND-IUS挿入6か月から3年の間に、子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮内膜症の縮小改善を認めたとの報告あります。
フィンランドのレジストリーから、過多月経治療にLND-IUSを使用した30から49歳の女性9万例を抽出した観察研究では、LND-IUSを使用により子宮体がんの発症が50%抑制されたと報告されています。

英国では、1995年LND-IUSの発売以降、最初の10年で急速な普及を認め、過多月経の治療としての子宮摘出術の年間試行件数は半分以下になったといわれています。これは、LND-IUSがこれらの外科治療法の必要性を減らしたと考えます。
以上より、LND-IUSは、現在増加している子宮体がんの発症や子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症などの子宮が原因する多くの疾患に対して有効効果のある新しい治療法と考えます。
この治療にご興味のある方はぜひご連絡ください。

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