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婦人科がんにならないため

近年、日常生活の欧米化などにより婦人科癌の発症状況が、大きく変化しております。現在の動向は、子宮頚がんの減少、子宮体がんと卵巣がんの増加に伴い、この3つの癌の発症率が、ほぼ同率になりつつあり、死亡率は、卵巣がんが群を抜いて高い状態です。それぞれの癌における特徴についてお話いたします。

子宮頚がん
子宮頚がんは、ハイリスク型ヒトパピローマウイルス(HPV)(15種類)の持続感染により多くが発症します。子宮頚がんのリスク要因は、低年齢での初交、性的パートナーが多い、多産(7回以上で2~3倍)、喫煙(2~3倍)、経口避妊薬(10年以上で4倍)とされております。逆にコンドームの使用は、42.1%リスクを下げるというデータもあります。予防法は、HPVワクチンの接種と子宮頚がん検診です。

子宮体がん
子宮体がんは、エストロゲン(卵巣ホルモン)によって増殖するタイプとエストロゲンに関係なく発症するタイプに分けられます。子宮体がんのリスク要因は、閉経年齢が遅い、未出産、肥満、月経不順(主に稀発月経)、糖尿病、高脂血症、乳がんの家族歴がある事などとされております。薬剤では、乳がんのホルモン療法に使用されるタモキシフェンなどがあげられます。特に閉経後に不正出血がある場合は、注意が必要です。予防法は、超音波検査による子宮内膜の観察と子宮体がん検診です。

卵巣がん
卵巣がんの組織型は多様でその発症も単一の機序では説明できません。卵巣がんの確立したリスク要因は、血族内の卵巣がん発症(3.6倍)です。他のリスク要因としては、未出産、骨盤内炎症性疾患、多のう胞性卵巣症候群、子宮内膜症、排卵誘発剤の使用などがあげられます。逆に経口避妊薬の使用は、リスクを下げると言われています。卵巣がんは、自覚症状が非常に乏しく、腹痛などの症状から発見された時点で、大半は、進行がんと考えます。予防法は、定期的な超音波検査です

結論
以上より、子宮頚がんは、子宮頚がん検診(子宮頚部細胞診)を行うことが予防の第1手段となり、子宮体がんと卵巣がんは、超音波検査(経膣式)を受けることがその発見の第1手段になります。単純に考えて、多くの女性が、子宮頚がん検診と超音波検査を 1年に1回受けていれば、婦人科がんの死亡率の減少につながると思います。

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